教会
マルクト教会 聖ベネディクト
ロマネスク様式の名残りのある建築部分と、バロック様式の内装を合せ持つ後期ゴシック様式のハ
レンキルヒェ(ホール状教会堂)。西暦1000年頃に商人集落の教会として建設されました。この教
会にある12使途のレリーフのうちの一体が2002年に盗まれたため、現在は11体しか見ることが
出来ません。
エギディ教会
元々はヌルトリンゲンという村の小教区聖堂。ロマネスク様式建築の名残りをわずかに見ることがで
きます。町を囲む防壁のすぐ近くには見事な塔が建っており、防衛の機能を果たしていたとされて
います。ゴシック様式のハレンキルヒェで、白と金の魅力的なバロック様式の内装ですが、倒壊の
恐れがあるために現在は閉鎖されています。
聖マティルデス教会
1855年にケルン大聖堂の建築士シュミットによって建てられたカトリック小教区聖堂です。
聖マティルデス教会
1855年にケルン大聖堂の建築士シュミットによって建てられたカトリック小教区聖堂です。
聖ニコライ教会
プロテスタント教会である聖ニコライはクヴェトリンブルクでもっとも高い72メートルの塔も持つ教会
です。ゴシック様式のハレンキルヒェで、西暦1200年頃に建設された農民集落(新市域)の小教
区聖堂です。ロマネスク様式の建築を有していましが、現在はその一部だけが残されています。こ
の塔はある一人の羊飼いが畑で発見した黄金で建てたと言い伝えられています。
聖ブラジィ教会
クヴェトリンブルクで最も古い教会とされています。1715年に建設されましたが、これよりずっと以
前にロマネスクの塔(現在でも教会で見ることが出来る)が存在していたとされています。既に西暦
1000年頃には、この教会は集落の中心となっており、ここからクヴェトリンブルクの旧市域が誕生し
ていきました。バロック様式のザールキルヒェ(内側がホール状になっている教会)は改築により比
較的質素な造りになりました。ただバロック様式の祭壇だけは、赤みと白みをおびた金色に輝いて
います。現在は主に演奏会やイベント会場として使用されています。
司教座教会-聖セルバティウス
ロマネスク様式の最も重要な建築物の一つです。1129年に建設されたバジリカは、珍しい平たい 天井です。936年、この教会にハインリッヒ1世が埋葬されました。雄大な砂岩建築はファサード、 そして室内装飾にも強いロンバルディアの影響が見られます。内装は、1938年に作られたアプス の内壁によって、再びロマネスク様式の印象が与えられています。ここには当時、ナチスのハーケ
ンクロイツ(鍵十字)が掲げられていましたが今でもそれを取り壊した跡が残っています。教会の二 つの塔は、19世紀にフェルディナント・フォン・クヴァストによって修復作業がなされた際に建設さ れたものです。1945年のアメリカ軍砲撃による破損の後、この小塔の屋根は現在見られるような平 らな方形屋根となりました。教会内部はニーダーザクセン独特の建築方法で四角い柱と丸い柱を
使って構成されています。教会の西側にある皇帝の桟敷席は礼拝の場所です。東側には聖歌隊 席や宝庫へと続く階段があります。宝物館ではこの聖堂にまつわる宝物を見学することができます。 内陣の下には地下聖堂があり、そこにドイツの初代国王夫妻の墓があります。
開館時間:
Stiftskirche St. Servatii und Domschatz
Schlossberg 1, 06484 Quedlinburg
Tel. 03946/709900
5月-10月
火曜日 - 土曜日: 10:00 -17:30
日曜日/祝日: 12:00 - 17:30
11月-3月
火曜日 - 土曜日: 10:00 -15:30
日曜日/祝日: 12:00 - 15:30
4月
火曜日 - 土曜日: 10:00 -16:30
日曜日/祝日: 12:00 - 16:30
12月24日、25日、31日と1月1日は休館となります。
ヴィペルティ教会
ハインリッヒ1世の居城がそびえるシュロスベルクの南西には、地下聖堂で有名なヴィペルティ教 会があります。宗教改革後、1812年までは新教の聖堂区教会として、その後は穀倉庫として使用 されていました。数年にわたる修復作業の後、1959年に再びカトリックの小教区聖堂となりました。
教会のサービスと住所の詳しい情報は www.kirchenquedlinburg.de